カーテンから降り注ぐ太陽の光。
そしてチュンチュンと鳴く鳥の歌。

いつもの朝がやって来た。



ピピピッ

目覚まし時計が鳴った。

「う~ん朝かあ…」

欠伸をしながらひかりは起きる。

それにしても…今日は朝からダルイ。
体のアチコチに痛みが走る。
こんなことはあまりない

もしかして昨日戦ったからなのだろうか。



そういや、ひかりは
昨日から戦士として過ごすことになった。

彼女は戦士として頑張る決意をしたが
今でもそんなこと信じられなかった。

そんな漫画みたいなこと
起こる訳がないと思ったから。

それに、戦士に選ばれるのが
こんな自分だなんて。


意味不明なことだらけだ。



「やっぱあれは夢だよね!」

ひかりは独りで言う。




その時

「おはようひかり!
 今日はすがすがしい朝ね」

セイラがひかりの目の前にやって来た。


「…やっぱり夢じゃないんだ」

「何のコト?」

ひかりは、もう一度布団の中に
潜り込んでしまった。

「ちょっと何寝てるのよ!」

「夢だって証明してほしいの!」

「だから夢じゃないんだって!
 これを見なさいよ」