「あなたはこれから戦士となったの。
 みんなの仲間になったのよ」

「それじゃあ……
 妖精さんとも一緒にいられる?」

「まあね」

「妖精さーーん!」

「ギャア!?」


あきらは突然体の小さいセイラに
飛びつき、自分の頬になすりつける。

彼女はそうとうセイラのことが
お気に入りのようだ。
凄く嬉しそうな表情をしていた。


「あ! みんなにお知らせ!」

セイラはあきらからスッと離れて、
戦士のみんなに言った。


「戦士はあと一人よ」

「「「え?」」」

「伝説によると戦士は五人いるそうなの」

「「「「あと一人…」」」


ついに戦士が全員集まる日が近づいてきたのだ。
これから敵も強くなってくるだろう。

だから……。


「早く見つけよう!」

「うん」


ひかりたちは最後の仲間を見つけるため
張り切るのだった。



続く――。