ぷっしゅにんぐ!

そう言った瞬間…、

窓もあいていないハズの保健室から…温かい、風が流れたんだ…。




「…ありがとう、西野」



その風に包まれたように先生の顔も綻ぶ。



うちは、思わず震えてしまった手を押さえた。



「…先生も、そんな表情をなさるんですね………」



そして少し落ち着くと、彼女は脱力のある声でそう呟いた。



うちは先生のその表情に驚きを感じた。




−…だって、『あの人』と同じ表情をしたから…−。




「…西野?」



−…あぁ、もうそれならいっそ…


先生も壊れていてくれればよかったのに。



そうすれば
うちは助かったのに…


なんで先生は、わずかなうちの動揺すら


気づいてしまうのでしょうか……−?