「におい、なんてあるんですか?」



なにそれ。
変人かよ、あは……



「………あるけど?」



「えっ?」




久しぶりに驚いたかもしれない。


先生……?

絶対、嘘でしょ?



「……保健室で話そう」



そう優しく呟く先生には、確かな男の『強み』があったんだ。



「はいっ!?」




危ない香りがうちを惑わす……