「じゃあ、案内します」



優しげにそういううち。



「……あぁ、じゃぁお願いしよっかなー。
せんせー……一人でさびしかったし」



まるで、女を口説くようにそう言っているように思えた。


先生は、そういってうちの手を握る。


−−っ!?


かなり、女なれしてんな……こいつ。
この容姿のいいことだ、

そうとーモテたに違いない。



でも、うちには


…………ぜってーに通用しないから!

ひゃくぱーそうに決まってますっ!!



直感で分かった。






こいつが今、軽い男になっているのだと。