ぷっしゅにんぐ!

「え」


「山田 航、名乗ったけど?……君は?」



−−ありえない。

今まではこの質問をすると、みんなはうちを遠ざけたのに……


とりあえず、名乗ることにした。



「西野 楓です」



うちがそう答えると−−その先生はちょっと驚いたようにうちを見たけど、それは一瞬の出来事で。


その先生らしい人はうちから書類の束を受け取り、



手を振りながら


「西野……待たな!」



そう言った。



うちの学校に、あんな先生いたっけ…?



そんなことを疑問に思いながらも



…ま、だとしても
うちには関係ないね。


だってうち

先生なんか、大嫌いだから。




お顔が綺麗な人程



余計に、いや




…信じられないから。



これ、決定事項。




そう区別する私がいたのは縁起でもない……。