ぷっしゅにんぐ!




……ああ、そうか。
ボーッと、明日の教科を予習するための教科書を鞄に詰め込んだりしているうちに、みんな帰っちゃったんだ………。


やっと事態を呑み込んだウチに、先生が近づいてくる。



「西野……いるなら返事しような、てっきりいないかと思った」


うちを見て、ホッとするように言う先生。



きっと、今の感じの話し方も、今この学校の人の中では、うち以外にはしてない。
もし、聞かれたら、びっくりさせてしまうだろう。
……主に、ファンの子や、先生のことを好青年と思っている他の先生たちに。




−−本当、抜かりがないよね…この人。

これは昨日から、真面目に感じていたことだったりする。