「…ハァ…」



屋上。
普段は、授業中しか来ねーんだけど…


ここなら絶対、人はいない。静かに寝れる。

なぜなら
鍵を持ってるのは、教師と俺だけだから。

…俺の鍵?
コレは、若手の英語教師にもらった。

色目ひとつで渡すなんて、教師失格だよな。






…それは
ともかく。

俺は寝に来たんだ。
さっさと寝ねーと…。








「……しつれーしまーす」


…は?


…誰だよ