そして、今日は新しい高校に初めて登校する日。

職員室へ行くと、私が入るクラスの担任の先生がいた。
30代後半くらいの男性だ。

「はじめまして、水野。私が担任の 長谷川 涼 です。よろしく」

『水野 蘭です。よろしくお願いします』

「じゃあ教室に行くけど、私が呼んでから入ってきてくれ」

『はい』


私達は教室へ向かった。