「か、から、からかわないで!」
「からかってねー」
田中 信が
あたしを見つめる
「てかお前いじめあってんだろ?なら俺と付き合えば都合いいじゃん」
「なんで?」
こいつなに言ってんだ
あたしのファーストキスを
奪いやがって!
「だって俺学校じゃ顔きくし、いじめも自然となくなるんじゃない?」
た、たしかに。
「でもそしたらあなたにとって不足しかないじゃん」
「あなたじゃねーし、信だし」
「え?」
「信って呼べ」
田中 信があたしに
迫ってくる
怖い....。
だから
「信.....。」
そう呼んでみた
「よく、出来ました」
信はあたしの頭を撫でた
胸がきゅんとした



