もうだめだ....
そんな時
「寝れねーよ、やりちん」
上を見ると金髪の男
「げっ、田中信」
男は慌てた様子で
どこかへ行ってしまった
金髪の男は上から
降りてきてあたしの
目の前に立った
「大丈夫?」
顔を見ると
すっごい整っていた
きれいな顔
「名前は?」
「え?」
「名前」
「あ、相川 紗己」
「ふーん」
「あの、助けてくれてありがとうございました」
「俺、あいつ嫌いだからさべつにきにすんな」
「は...」
そして金髪の男は
あたしにそっとキスした
え?
え?
えー!?
「俺と付き合えよ、紗己」



