あお夢【短編】

啓くんは、うつ向いて、少し笑った。


それから、横目でチラリとわたしを見ながら


「そう・・ずっと知ってたよ。」


啓くんは、真っ赤になっていた。



「し、知ってたの?」思わず、聞いてしまった。



「うん。ミズノ、僕のこと好きなんだなって知ってた。いつ、素直に打ち明けるかと思えば・・・遅すぎ!」



啓くんは、すぐさまわたしを突っ込んだ。



今度は、わたしが赤面する番だった。