あお夢【短編】

バスは、静かに動いていた。


わたしは、何も変わっていない日常の風景が一瞬にして変化した気がした。


もう、こわいものは何もなかった。



「わたし、ずっと啓くんのことが好きだったんだよ。」





やっと、素直になれた気がした。