何をやってるんだか・・・つくづく、自分が嫌になる瞬間だった。。


だけど、啓くんは、伸ばした手を引っ込めなかった。


そのまま、やさしくわたしの頭を、撫でてくれた。


見上げると、やさしい目をしてる。わたしは、 切なくなって胸がいっぱいになった。


「ミズノ、今日さ一緒に帰ろうよ。」
啓くんが、そう言った


わたしは、黙って頷いた。