四葉のクローバーに祈りを込めてわたしは、ベッドに入った。「おやすみなさい。」

部屋の窓から、雲でぼやけた月が見えた。わたしは、それを見ながら深い眠りについた。


――――――――――――――目の前に、白いカーテンがひらひら揺れている。


「これは、夢の中?」

啓くんの姿は、どこにもいない。


窓から、風が入ってくる。


ゆっくり、ゆっくり。