暴走族のお姫様Ⅰ〜Would like you〜

「戸、壊すなよ??(笑)」


昴が笑いながら言った


「壊さないよ(笑)」


EMPERORのみんなでこうして集まって食べるのが1つの日課


「じゃあ、食べよっか!?」


いつもの場所に座り、お弁当を置くとみんなが食べ始める


「いただきます!」


私がそう言って食べようとすると雄大が膝に頭を乗せた


「どうしたの??」


お弁当を置き、雄大の頭を撫でる


「何でもねぇー…」


「そっか…CHU」


雄大に短いキスをして私はお弁当に手をつけた


暫くすると、寝息を立て始めた雄大


「愛美ぃー…」


名前を呼ばれ、背中に温もりを感じた


「龍二??」


ここ最近、口を利かなかった龍二が話しかけてきた


「どうしたの??」


「…」