もうすぐ3歳になろうとしていたとある日、琉輝お兄ちゃんを探しに和室の襖を開けた


「お願いだ、親父!!!」


「…華那(カナ)ちゃんはいいのか…??」


「琉輝との子供だから産みたいんです…お願いします…!!!!!!!」


深々と頭を下げる華那お姉ちゃん…


「お前は座ってるだけでいいから…」


そう言って優しく華那お姉ちゃんの肩を掴んで上半身を起こすお兄ちゃん


「分かった…認めよう」


「ありがと、親父!!!!」


話が終わったパパは席を立ち、こちらに向かってきた


襖を開けた父は私を見ている


「おいで、愛美??」


「パパ…」


「よしよし、今日は何が食べたい??」


私を抱き上げ、父は居間に向かった…


お兄ちゃん…