甘い笑顔のキミ

「……はぁ…」


明日から放課後は大変だな…。

このクラスの半分以上の人達のやり残した仕事を引き受けないといけないと思うと少し不安になる。

引き受けたからには、ちゃんとその日のうちにやりきらないといけない。

最初は平気かもしれないけど
後半になってきたら仕事の量が一気に増えるんだろうな…。

思わず机にベタッとうつ伏せになると、ドタドタドタと大きな音と共にドアがガラッと開いた。

目だけを動かしてドアの方を見ると
よくよく見慣れた姿がこっちに向かって来た。

「渚!ちょっとお願いがあるんだけど!」


「………何、和輝。」