「だって、俺でも藤崎さんの役に立てるってことだからね。」

「へ?」

「藤崎さん、何でも自分でやっちゃうから何か手伝えることないかなって思ってたの。」

……?
どういうこと?

いまいち相川くんが言いたいことが理解できずに首を傾ける。

「俺は暗いとこ全然怖くないし、これからこの時間に帰るときは俺を頼ってねってこと。」

優しく笑う相川くんに見つめられる。


でもそれって……

「藤崎さんさえよければ家まで送るから。」