甘い笑顔のキミ

「わっ!」
「きゃ…っ」

ドサッと大きな音と共に軽い衝撃が伝わった。

怪我は、相川くんが下でかばってくれたのか、体に痛みはなく、机にぶつけた腕がヒリヒリとするだけで特になし。


ただ問題なのが……。

「…っ!?」

「…!!」

相川くんの唇のすぐ横。

そこに私の唇が触れていた。

「ご、ごめんなさい…!!」

「………」

慌てて離れると、

相川くんも起き上がる。


どうしよう、どうしよう…!!

今、私…相川くんにキスしちゃった!?