「桂木さん」


誰かが私を呼んでる…


「桂木さん!!」


「………大夢さん…」


目の前には大夢さんの顔があった。


体を起こすと、自分の体がほんのり明るく光っていることに気づいた。


「…私…光ってませんか?」


「亡くなられたので。」

死ぬと光るんだ…


ホタルみたい…

「桂木さん、天国に向かう前にあちらに…」


「へ?」

大夢さんが指した先では…


お葬式が開かれていた。