「おっはゆー!」

相変わらず美那都は朝からテンション無駄に高いな。

「おーい雨月ー!」

「はいはい何々?あ、璃子にゃんたちのお話かい?」

「そうそう、どうなってんの?」

「相変わらずだよ。」

「なんだよーなんでさっさとくっつかないんだよ」

ああ、なんだ賭けの話しをしてんのか…………ってそうじゃない!


「私を賭けの対象にするなぁぁ!」

こいつらは何度言ったらわかるんだよ!

「私は付き合ったり何か……」

ちょうど私が否定しているときにそれを遮るかのようにチャイムが鳴り響いた。

「はい璃子本鈴だから座ってね」

なんだよチャイムまでそっちの味方かよ。
ふざけんなよ。

「青田ー何時までも突っ立ってんな!」

チッ担任様のお出ましかよ。

「おいこら青田ー!今舌打ちしたろー!!」