「なにぶつぶつ言ってんだよ、西斗」
『なんでもないよん。』

まったく…。
西斗は同僚でもあり、仲間だ。
八方美人な性格あって、無口な俺でも打ち解けるのは早かった。


「彼女が何するっていうんだろうな…」

『任務の子の事かい?』
そうだよ、と呟く。

『噂でも聞こえてきたら教えてやるよ』
「…頼む」

今回、初めての任務で内心不安だったが。
西斗と組めて良かったと痛切に思った。