「……これは」
背中に数字の羅列が記されていた。
「コードだよ。
住所みたいなもんだね」
「…すごい」
驚いただろう。
まあ、俺も仕組みよくわかんないんだけどね。
「そして、あの馬は時空間を翔けることができるんだ」
背中越しから彼女の熱心な視線を感じる。
そんなに見ないでよ、うふん★

「つまり…"住所で場所特定し、馬で走ってく"のですか」

ふふっと小さく笑う声が近くだから聞こえた。

なるほど、君はこういうことに興味持つお嬢さんな訳ね。