「じゃあね、バイバイ」 駅で優子と別れ、いつもの道のりを一人で歩いて帰る。 夜の8時と言う時間帯なのに、帰り道は怖くない。 それはと言うとこの通りには不良がいない。 だから絡まれる心配もない。 なんでか知らないけど、一つ向こうの大通りに沢山出没するらしい。 だから、私みたいな女子高生やOLが安心して一人でも帰れる。 でも今日はいつもと違う。 数十メートル先に、不良集団がいた。