「なんで?...可憐ちゃんはいいのに、なんであたしはダメなの?あたしだって、可憐ちゃんと同じくらいかわいいのにっ!!」



 すごい剣幕で怒り始めた。


 店員の注目の的だ。




 「....落ち着けって。とりあえず、出んぞ。」






 俺はそう言って、萌の手を引っ張りながら店を出た。