歳の差恋愛

「そんな事ないって。教室に着いたら、質問攻めだから覚悟した方がいいよ~」

フルフルっと身震いしながら話す美空。

「ないない」

「「仲良いなぁ。癒魅と美空は」」

星夜にぃと渉が同時に言う。

「「まぁね。私たち親友だし」」

同じことを言った美空と私は、ふふっと笑い合った。

話しているといつの間にか教室についていた。

「じゃあね、星夜にぃ、渉」

「「おぅ」」


ガラッ


教室に入ると、女子の視線がバッと向いた。

「えっ……」

冷や汗がタラっと流れた。

「高坂さん、星夜先輩と渉先輩と一緒に来てたよね」


「いいなぁ」

「うらやましい」

「渉先輩とどうゆう関係?」

「今度紹介して~」

教室に入っていきなり質問攻め。

美空の言ってた通りだ…

………………

つ、疲れた。

あれから女子の質問攻めを受けて軽く30分たった。

相当長かった。

「お疲れ、癒魅」

苦笑いしながら言う美空。

「ほんとに疲れたぁ。女子って恐ろしい……」

「ははは……」

空美は、乾いた笑いを浮かべる。

朝のホームルームが終わり、授業が始まる。

今日の授業は…、げげっ!

朝から数学~。

やってらんないよ~。