歳の差恋愛

Yumi side

次の日の朝、星夜に起こされて目が覚め、ちょっと不機嫌。

「癒魅おはよ、早く朝ご飯食べちゃいなさい」

「おはよ、うん。いただきます」

ささっと朝ご飯をたべて、顔を洗い、制服に着替えて、髪を結ぶ。

今日は、こんな感じかな。

よしっ。

「あ~癒魅待って!」

星夜にぃがカバンを持って玄関に急いできた。

「星夜にぃ遅い~。行くよ」

もう靴を履き終えている私が星夜にぃにそういって家から出る。

星夜にぃは、私の後を追うように焦りながら小走りでくる。


「そんな焦ってこなくても。それに、私と一緒に行くとはやいぐらいなんだから、もう少し遅く出てもいいのに」

クスッと笑い星夜にぃにそう言う。

「癒魅が他の男に何かされないか見張んなきゃ行けねーから、一緒に行ってんだよ」

真剣な顔で言う星夜にぃ。

「何それ。だからロリコンって言われるんだよ」

「俺は、れっきとしたロリコンだ」

「えっ、否定してよ」

「何でだよ。否定する理由なんかねーし」

そう星夜にぃが言った後、後ろからいきなり誰かに抱きつかれた。

「癒魅ちゃん、おはようさん。今日もかわええわぁ」

「渉?ビックリしたぁ」

「顔赤ぁして、かわええーなぁ」