歳の差恋愛

Yuuto side


塾に新しい子がくると塾長から聞いた。


新しい子…どんな子かなぁ?ギャル系じゃなければいいけど。


最近は、ケバい奴多いからなぁ。


「丘崎先生」


「はい」


塾長に呼ばれ振り向くと、塾長の横に人形のような女の子が立っていた。


高坂癒魅……。


ちっちゃ。


「メガネかけてる先生もカッコイイ」


授業の合間に嬉しい事を言ってくれる癒魅ちゃん。


可愛い。


授業が終わり、癒魅ちゃんが帰ろうとしているところを引き止めて、自分のアドレスを書いた紙を渡した。


生徒にアドレスを教えるのは、禁止されてるが、バレることはないから、問題ない。


癒魅ちゃんと連絡を取りたい。ただその想いだけで、体が動いた。


癒魅ちゃんが帰った後、すぐに次の子がきた。


今度は、癒魅ちゃんとは、正反対のケバい子。


香水キツ…。


そんなことを思っているとケータイがポケットの中で震えた。


ん?誰だ?


こっそりとケータイを開く。