あたしが着いたのは
それから30分後だった


遊斗待ってる訳ないよね…
でもそこには遊斗がいた。


あたしは近付くのが怖くなった。

「遊斗…」


雨降ってるのに待っててくれたんだ…。

「やっと来た!お前おせぇよ」
「ごめんなさい…」

「元はといえ俺が悪いんだし
 これでチャラな?(笑)」


こんなに遅れても待っててくれて
笑顔で許してくれる遊斗に

涙が止まんなかった