あたしが心の中で毒を吐いていると、美少年が睨んできた。

んー・・・。背も高いし、目つきが怖いから睨まれたら余計に怖い・・・。



「シカトするたぁ・・・いい度胸じゃねーの。」

「は、はぁ・・・?」



シカトもくそもないわっ。



「で、お前はなんでオレの部屋にいるわけ?」


ちょっと待たんかぃ!
ここ、あたしの部屋やがなっ!


「ここ、あたしの部屋なんですよね。

あなたの部屋は、隣・・・じゃないですか?」



あたしも負けじと反論?すると、美少年は余計に目つきが鋭くなった。



「お前、名前なんてゆーの」


いや、部屋・・・は・・・?

もういい、知らん。


「八坂怜。あなたは。」