ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

『ザブッ』


「えっ…!?」

覚悟した展開とは、違った雰囲気に気付いた。


数秒後、恐る恐る目を開けた奈月は、
水際の砂利の上に座らされており、
体を入れ替えて川に足をつけた男子学生がいた。