呆然としている杉山が握っている、奈月の右手の上の杉山の手に、
自分の左手を添えた奈月は、凛とした声で話かけ始めた。
「充、ごめんね。古傷を掘り起こしちゃったね…。私、充がいたから、今生きているんだよ…。充に生かされたんだよ…。だから…だから、泣かないで…。今度からは私も充の力になるから…ね。」。
杉山は、奈月の手を振りほどき、体を起こした奈月を見つめた。
自分の左手を添えた奈月は、凛とした声で話かけ始めた。
「充、ごめんね。古傷を掘り起こしちゃったね…。私、充がいたから、今生きているんだよ…。充に生かされたんだよ…。だから…だから、泣かないで…。今度からは私も充の力になるから…ね。」。
杉山は、奈月の手を振りほどき、体を起こした奈月を見つめた。


