ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

「これって……。」。

清水は閉めようとしたロッカーで見つけた物を確かめようと扉を開けた。


杉山は息を切らしながら奈月の病室に辿り着くと中を見渡した。

窓から入ってくる風にカーテンが揺れていた。
その窓際のベッドに奈月が横たわっている。

側の椅子に目をハンカチでおさえている駒野の姿を確認できた。