ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

廊下を昼間の事を考えながら歩いていた。


「人生そのものが終わる…。」

奈月の言葉を反復する。

そして、あの時のやり取りを思い出していた。



「そんな事を、笑って言うなんて…おかしいよ。」

しばらくの沈黙の後に、やっと杉山の口をついて出た言葉に、奈月は冷ややかに返してきた。