ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

呆然とする杉山に、

「充がいけないんだから…、充はノーテンキに笑っていてよ。」。

と、真っ赤になりながら奈月は膨れっ面になった。


「奈月…、大丈夫か?いくらなんでも…。」。

面食らった表情で父親の武晶が入ってきた。