ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

『杉山君………いないな。』。

核心して再度部室を見た記者は、

「すぎ〜、忘れもん!」。

と、グローブを持って走り出てくる清水の姿を見た。

半信半疑に、部室のドアを開けたが、中にはボードに練習メニューを書く一ノ瀬と、道具の整理をする田賀谷しかいなかった。
それを見た記者は、清水の後を追いかけた。