ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

「いた…。」。

奈月が指したのは、二人が立つ小高くなっているグラウンドの入口から一番離れたゲージだった。
杉山は、他の部員にトスをあげてもらい、それをミートしたりバントしたりを繰り返していた。

「なつ、残念だね…。これじゃ、写メっても小さいよ。」。

駒野は、携帯で写真を撮ろうとしていた。