ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

奈月は、笑顔を作って見せると、目の前の駒野を交わして歩き始めた。

「どういう事よ?」。

駒野も後を追った。

「だから、そういう事。知恵は学校行ってるくせに鈍いね。」。

「関係ないと思うけど…。」。

奈月の隣についた駒野は奈月の顔を覗き込んだ。


そして…。


「ダメね…。この顔のなつは、何を聞いても答えてくれない。」。

駒野は天を仰いだ。