ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

パートを終えた、奈月の母親・咲子が運転する車で奈月と駒野はヨシダヤをあとにした。

「ねぇ、何があるの?」。

咲子は、二人の次の目的地に疑問を感じていた。

「別に…。」。

咲子がルームミラー越しに見た奈月は、顔を少し赤らめてそっぽを向いていた。

その隣で駒野はクスクスと笑っていたのだった。