ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

奈月はしばらく、唸りながら悩んでいたが、思い切ってウィッグを外した。


「これでいい?」。

奈月は、少し俯いていた。

「だ〜め。」。

駒野は奈月の髪に触れた。

「えっ!?」。

「なつ、可愛いよ。」。

駒野は、ポーチからブラシを取り出すと、奈月の髪を梳いた。