ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

「なつ、ウィッグ取らない?」。

「えっ…!?」。

「まだまだショートのパツパツで、気にいらないのは知ってるよ。でも…、私はなつの黒髪好きだよ。そんな、なつとのプリが撮りたいの。」。

「知恵………、でも……。」。

奈月は俯いた。

「なつ、そんなに悩まないで。無理強いするつもりはないから。ただ、かえってもったいない気がしただけだから。」。