ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

「おくごめ〜〜。」。


駒野が病室に入ると、私服に着替え終わり、
準備万端の奈月がベッドの上に座っていた。


「わっ、準備早いじゃん。」。

「知恵が遅いだけだよ。」。

奈月が言葉とは裏腹に笑顔で言いながら、立ち上がった。

「かわいいよ、なつ。似合ってるよ。」。