何口か、お粥を口に含んだ杉山が言葉を切り出した。 「奈月ちゃん、あのさ…。」。 「奈月でいい。私が呼び捨てにしてるのに…。」。 「…、じゃ、呼び捨てやめたら…。」。 「なんか、言った?」。 「いや…、で…、じゃ、奈月…。」。 「なに?」。