「サンキュー。」 ベンチに戻った田賀谷に、 杉山は、声をかけた。 「なんの。それより、珍しいな。すぎが、こんなに立ち上がり悪いの。」 田賀谷の言葉に、 「大垣商業相手だろ?こんなもんじゃないか?」 杉山は力無く笑った。