そこから案の定誰もいない家に帰って
いつもの朝がきた。
学校に行って教室に入ると
いつものメンバーが私の席、(って全員席近いんだけど)
に集まって話していた。
「おはよう。」
そういって自分の席に荷物を置くと
「おはよぉ~ちょっと優姫!聞いてよぉ。虎太がぁ」
「なんだよっ!陽毬だって悪いだろっ」
「どっちもどっちでしょ。」
「うるさくて寝れない。」
みんなからいろんな答えが返ってきて、
相変わらず全員揃って騒いでる。
そんな普通のことが前までの私には考えられないくらい
嬉しいことなんだって実感して
少し笑えちゃう。
「みんな朝からすごいね~、でももうすぐHR始まるよ?虎太クラス帰らなくていいの?」
「あっ!ヤベーなんで俺だけ違うクラスなんだよ~陽毬、決着は昼休みにだからなっ覚えとけよ!」
とかギャーギャー言いながらも帰ってく。
