そんなんで雑談していたせいかクラスを見渡すと人はほとんどいない。
でも、さっき学級委員に立候補してた横田さんが1人でお弁当を広げようとしてたから
「ねぇみんな、横田さんも誘わない?」
考えるよりも先にそんな言葉が出てて
それはきっとみんなダメなんて言わないだろうなって思ったから。
その考え通り
「ぅん!全然ィイけどぉ?」
「俺も大丈夫だよ!」
「どっちでもいい・・・。」
みんなから返ってきたこの答えが無性に嬉しくて
「横田さん!1人?よかったら私達と一緒に食べない?」
普段はめったに自分から話しかけないのにほとんど勢いだけで話してた。
「私?いいけど。」
横田さんは開きかけてた弁当を閉じて
みんなで裏庭に出た。
