「俺は・・・
秘密だな。
ってかそんなことより学級委員どうすんだよ。」
うまくかわしやがった。
まぁ私はそんな関係ないしいいや。
「はい。」
そんな時ハッキリとよく通る声が教室に響いた。
よく見ると陽毬の前の席の女子が手を挙げていた。
「お、どうした?横田?」
横田、さんか。
その子はスッと立ち上がると
足が細くてスタイルの良いサッパリとしたショートヘアの
可愛いというよりは・・・
スッキリカッコイイ整った顔立ちをしていた。
ちょっとハスキーっぽい声で横田さんは言った。
「私、学級委員やります。」
