「ねぇ、怜桜ちゃん。間に合ったつもりでいるようだけど、朝あたしが言った時間よりも4分遅いですけど?どういう事か説明してもらえる?」





それから、必要最低限の言葉でねぼうの事を伝えた。





「すいませんでした。」




「いいのよ初日だから。でもこれからの授業には遅れちゃダメだよ。」




すいまソーリー。





謝る気なんてじぇんじぇんないし。





しかも早く来ないといけないんであって、こっちに遅刻しただけで、授業には間に合ったんだもん。




早くもイライラした。




でも、遅れた分は一生懸命練習したから許してもらえた。





でも、練習を頑張るたびに、緊張が迫ってくる。




あああっ、やばい。



とうとう、あたしの話も聞かない神様のおかげで、生徒たちが体育館に集まってきた。




校長長い話が終わり、とうとうあたしの出番になった。




「上級生のみなさんはじめまして、きょう、桜ケ丘学園に入学してきた、鈴原 怜桜です。」