ガタンッ。



スタッフルームで、おっきな音がしたので、急いで戻ろう。



ドアの前に立った、あたしの耳に入って音に、びっくりした。



「お前も、怜桜ちゃんの事、好きやったんかっ!」



「なんだ!お前らもかい」




とりあえず中へ入ることにしたけれど、驚愕の事実に、ドアノブを、回せない。



「あ~らぁ、怜桜ちゃん。入らないなら、私先に入っちゃうよ?」






「いっ、いえいえ。入ります入ります。」




店長はとても優しく、あたしが戸惑っていることに気づいて、ドアをあけてくれて。



「さぁさぁ、ウワサの怜桜ちゃんのご登場よ!」




て、店長、、、鬼。




一気にあたしに視線が向く。



「お、お兄ちゃん。帰ろうか。」




めっちゃ気まずい中、あたしは、お兄ちゃんに帰ることを、急かした。







_____帰り道_____






「怜桜。明日なんだけどさ、バイト休みにしてあるでしょ?」





「うん。そうだねぇ。」




適当に答えすぎたかな。




「俺、その日、友達の家に泊まりたいっていうか、泊まりに行ってくるから、喫茶店のメンバーを、呼んでおくから、」





えっ?





お泊りって、帰ってこないの?」




_____家到着_____





かなしいあたしは、仏壇の前にいた。